矯正治療と聞くと歯の表面に金属を付けている人を想像するのではないでしょうか?または、矯正治療の相談をしたことがある人なら、高額な治療のイメージがあるかもしれません。もちろん成人の方が矯正専門医の先生の治療を受ける場合はそのような治療が必要になります。
でも床矯正治療は、基本的に成長期のお子様が対象になります。「小さいころから歯医者さんにかかっているのにどんどん歯並びが悪くなってしまう・・・」「矯正の相談をしたけど大人の歯が全部生えるまで待ちましょう」といわれた。などのご相談をよく聞きます。
しかし、歯並びが悪くなるのがわかっているのに、このまま何もすることが無くていいのでしょうか。
そのままににしておくと、矯正治療ができるようになるまでに悪い歯並びのせいで虫歯をつくってしまいます。
また、歯並びが悪いままでは、顎骨は正しく成長できません。顎骨が成長しないからさらに歯並びが悪くなります。正しく噛むことができない子供は姿勢も悪く集中力も低下しがちです。大人の歯が生えるまでガタガタの歯並びのまま待つ必要は無いのです。難しい歯並びを難しく治すのではなく、難しくならないように早期に簡単に治療することが床矯正治療の考えです。
装置は基本的に「床」「ネジ」「ワイヤー」でできています。装置についているネジを巻いて、少しずつ歯を動かしたり顎をひろげたりします。それによって歯が並ぶスペースが出来ます。
見慣れない装置に「こんなものを口に入れて痛くないの?」「小さい子供でもできるの?」「壊れたりしないの?」と、家族の方も本人も不安であると思います。
しかし、取り扱いさえ正しく行えば床矯正は「痛くなく」「虫歯のリスクも少なく」「自分の努力で治すことができる」「学校に行っている間(10時間)は外せる」というたくさんのメリットをもつ治療です。その反面、取り扱いを間違えたり装置を入れる時間が短かったりすると「痛くなったり」「装置が壊れたり」「治療が進まなかったり」と、トラブルも起こりやすくなります。
当院では、しっかりと取り扱いをご理解していただけるようサポートさせていただきます。そしてスムーズに治療を終わらせることを目指しています。
どうぞご安心してお越しください。